〒400-0053 山梨県甲府市大里町2331-33 TEL:055-268-3311
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目の病気について

診察室

白内障

白内障目に入ってきた光は、角膜、水晶体、硝子体を通って、網膜に像を結びます。その像が電気信号に変えられ、視神経から脳に伝わることで、物を見ることができます。正常な水晶体は透明で、光をよく通します。しかし、何らかの理由で、水晶体の中身のたんぱく質が変性して、濁ってくることがあります。これが「白内障」です。
現在、白内障の手術は、濁ってしまった水晶体を取り出し、代わりに人工のレンズ(眼内レンズ(右写真))を入れる、という方法で行われています。手術は局所麻酔で行い、手術時間は、手術の方法によっても異なりますが20~30分程度です。

眼内レンズ

眼内レンズ白内障手術では濁った水晶体を取り、代りに眼内レンズを挿入します。

柔らかい素材の眼内レンズを小さな創から特殊な器具で挿入する手術を行います。

マッサージチェア
  • 当医院では術前・術後のリラックスに、マッサージチェアをご用意しております。
  • 外来での来院時にマッサージチェアをご利用希望の方は、スタッフ迄お申し付け下さい。
  • 手術前後は、こちらの椅子にて数時間お休み頂きます。
  • リクライニング機能、マッサージ機能付きです。
    しばしの  リラックスタイムを・・・

緑内障

緑内障「緑内障」とは、主に眼圧が高くなることにより、視神経が障害されて見える範囲が狭くなる病気です。
中年以降の人に多く見られ、放置して進行すると失明に至ることもあります。但し最近の研究で、日本人には眼圧の高くならない緑内障(正常眼圧緑内障)が多いことがわかってきました。この様な緑内障の場合、ほとんど自覚症状のないままに、徐々に進行していきます。
我が国では40才以上の5%が緑内障にかかっていると言われており、その内の90%の人は、未治療と言われています。また、一度障害された視神経は、元に戻すことができません。
現在、日本では成人が失明する原因の第一位は緑内障です。
しかしながら早期に発見すれば緑内障は怖い病気ではありません。
早期発見・早期治療のためにも、眼科専門医を受診し右写真のような視野検査の器械等で検査をすることが大切と考えます。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症糖尿病は、血液中の糖分(血糖)が多くなり(高血糖)、その結果、全身の血管や神経がしだいにおかされ、目や腎臓をはじめ、全身のいたるところが障害される病気です。糖尿病が怖い病気といわれている理由は種々の合併症にあります。そのなかでも、三大合併症として最も恐れられているのが、「腎症」「神経障害」、そして「網膜症」です。網膜症は、網膜に障害が起こり、場合によっては失明することもある怖い病気です。初期は自覚症状が乏しいため、気がつかないうちに病気が進行してしまい、ある日突然、眼底に大出血や網膜剥離を起こして、失明の危機にさらされることがあります。
現在、日本では成人が失明する原因の第二位が「糖尿病網膜症」です。糖尿病は年々増加しており、現在では40歳以降の10人に1人が糖尿病にかかっていると推測されています。糖尿病の増加に伴って、合併症である網膜症も増え続けているのが現状です。網膜症を防ぎ、また進行を抑えるには、血糖コントロールを行うとともに、定期的に眼科の検査を受け、早期発見・早期治療をすることが大切です。(右上の写真は糖尿病網膜症の治療に使用する光凝固装置です。下は糖尿病網膜症の眼底写真です。)

単純糖尿病網膜症 前増殖糖尿病網膜症 増殖糖尿病網膜症
単純糖尿病網膜症 前増殖糖尿病網膜症 増殖糖尿病網膜症

加齢黄斑変性

「黄斑変性」とは、物を見るために最も重要な網膜にある黄斑部に異常が生じる病気です。そのうち、加齢が原因で起こるものを「加齢黄斑変性」といいます。日本では、加齢黄斑変性が高齢者の間に急激に増えています。ほっておくと、失明に至る危険性もある怖い病気です。加齢黄斑変性は、1:黄斑部の中心窩が萎縮変性してしまうタイプ、2:網膜の外側の脈絡膜から新生血管が発生して網膜に侵入するタイプ、の二つに大きく分けられます。このうち、特に問題になっているのは"2"のタイプで、これを「浸出性加齢黄斑変性」といいます。黄斑変性が増え始める50歳以降の人は、毎日片目ずつ、時計や方眼紙などを見て、ゆがんで見えないかどうかチェックする習慣を身につけましょう。(下の写真は加齢黄斑変性の眼底写真です。)

加齢黄斑変性 加齢黄斑変性 加齢黄斑変性
加齢黄斑変性

網膜静脈閉塞症

網膜静脈閉塞症網膜の静脈が詰まると、その部分から末梢にかけての静脈が拡張して曲がりくねり、眼底出血や浮腫(むくみ)を引き起こします。これを「網膜静脈閉塞症」といいます。網膜静脈閉塞症には、「網膜中心静脈閉塞症」と「網膜静脈分枝閉塞症」の2種類がありますが、特に視野の一部が欠ける網膜静脈分枝閉塞症は、糖尿病とならぶ眼底出血を起こす二大原因です。多くの場合、高血圧や動脈硬化などが原因で起こります。高血圧の予防・治療に努めるとともに、見え方の異常に注意することが大切です。発症のピークは60~70歳代ですが、40~50歳代と比較的若い年代にも見られる事がありますので注意が必要です。
(右の写真は網膜静脈分枝閉塞症の眼底写真です。)

目の病気について詳しくは、

日本眼科医会   http://www.nichigan.or.jp/public/disease.jsp
または、参点製薬 http://www.santen.co.jp/ja/health/eye/index.jsp
         http://hitomi-sukoyaka.com/trouble/
         http://hitomi-sukoyaka.com/column/
をご覧ください。

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